塾業界や学校教育を含めた“教育の在り方”の未来を考えてみる-その①
どうも。
守山小幡教室です。
さて、以前オンライン授業やスタディアプリについて書きました。
kobetushidou-obata-naeshiro.hatenablog.com
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今回は、もう少し話を進め、学校教育の将や塾業界の未来像について妄想してみたいと思います。
理由は、コロナ後の業界の方向性を今から考えておきたいからです。
導入は以前書いた記事のこの部分です。
“オンライン授業より、動画がよくね?”
この発想です。
動画授業といえば、最大手は・・・。
そうですね。東進さんですね。
最近、やたらと↓の広告が上がってくる訳です。
東進さんは“予備校”ですが、どういった内容となっているか、ちょっと見てみましょう。
要点を下記にまとめてみます。
・算数/数学だけ
・卒業まで無料
・提供するのは、当然、四谷と東進講師陣による映像授業
・月に1回の確認テストあり
・習熟度チェックテストがあり、必要なところから開始できる
・↑のため、当然飛び級も可能
ふむ。
・・・小中学校の先生や塾講師は、けっこーなレベルで、その在り方を見直す必要が出てくるんじゃないでしょーか?
学校は「学習」だけを提供する訳ではないです。
ただ、一方で「インプット系の授業」はしなくても良いのではとも思います。
ええ、デリケートな話題なのは分かっています。
ですがね、ちゃんと東進さんのHPに記載あります。
授業を見れるのは、“小中学校の先生と教育委員会”ってね笑
ここから脱線です笑
まぁね。
間違いなくね。
狙いはソレですよね。
公教育における“授業”の請負。
(東進さんも、当然“色々配慮して”の算数/数学だけなので、5科提供することも現状で全く問題ないはずです苦笑)
現状、業態から考えれば、東進さんとリクルートさんの一騎打ちですかねー。
・・・とはいえ、“映像授業”という性質上、どれだけ優秀な講師を囲えるかというのが胆なので、資本力がある会社ならば可能性はありますよね。
別に大手広告会社でも良い訳です。ノウハウは講師側にありますからね。
ナガセさん(東進の会社)も、ある程度囲い込み部分は意識して講師側と契約を結んでいると思いますが、政府とどれだけ近しい関係にあるかも関係しますからね。
そういった面では電〇さんやリクルートさんに比べれば不利な立場ですよね。
(てか、〇通さんは別に参入する訳ではないですが・・・笑)
このへんは、”伝手“の有無ですよね。意外とナガセさんにも本丸を攻略にいけるパイプがあるかもしれませんし。
ただ、地方の教育委員会毎に攻略していき、実績を積むのも現実的な戦略です。
その意味では、リクルートさんの方が実績的に先んじていると思いますが、しばらくこの2社の公教育攻略の動きは続くだろうと思っています。
脱線はここまでです。
話を元にもどすと、東進の映像授業のクオリティーは、・・・疑う余地はないと思うんですよね。
言わずもがなですが、私なんか比較になりません。
学校の先生も、胸をはって「四谷や東進のトップ講師より、自分が上だ!」と言える人は、そんなにいないんじゃないでしょうか?
学校の先生は授業以外の業務も多いので、教えることだけを研鑽する訳にはいかないですからね。
ただ、映像だと運用上の問題が色々あるだろう、とツッコミを受けるとは思います。
ですが、 “集団授業”が基本形態ですから、授業だけを映像化するという条件で考えてみた際に、それほど難しい事ではないと思います。
生徒が座って、映像授業を聞いている態勢が作れれば、要件としては成立するのでは。
・・・試験監督官みたいな役割の人を一人置いておけばよいのではないでしょうか?
逆に、これだと、40人と言わずに、大きなスクリーンに映し、もっと大人数で授業を受けることも可能ですし、周りに悪影響を及ぼしちゃう子は、別室でタブレットを使って受ける、などの運用も可能ですよね。
当然、授業の反復も可能ですし、やる気があれば、完璧に理解できるまで何度も再生できる訳です。
確認テストの入れ込みなんぞ簡単なんで、単元毎に理解度を積み上げていくスモールステップもお茶のこさいさいですね。
テスト勉強とかをイメージすると、習熟用の問題を用意しておいて、分からなければ動画NO〇に戻る、とか明記されてる感じですかね。
なにより、これが圧倒的ローコストで実現可能なのが、映像授業の強みです。
国家という視点から見れば、教育というのは、“人材養成”ですから、コスパを意識して税金を投じていくのが当然です。(ケチるという意味ではないですよ)
ただ、文科省の目指す方向性次第ですが、やはりアクティブラーニング等の調べ、思考し、表現し、議論するという社会的/知的活動というのも必要です。
ていうか、社会に出る準備としては、こっちもかなり力を入れて育てないあかんです。
冒頭で、“インプット系授業”と書いたのはこのためです。
便宜的に、これらの授業を“アウトプット系授業”と呼びましょう。
こうなると、“知識=インプット”の部分は「動画」に。“知的/社会的活動=アウトプット”の部分を「人の手で」、という分担が可能になるような気がしています。
インプット系で削減したコストをこちらに再投資することも考えられます。というか、個人的にはそうして欲しいと思います。
産業界もがっつり入って、教育をリ・デザインすることが前提ですが、浮沈にあえぐこの国を変えるきっかけがつかめるかもしれません。
もし、“インプット系を動画で”となれば、先生の資質としては、生徒の”アウトプット力“を伸ばす能力が問われることになるだろうと思います。
塾講師は・・・、次回に回しまーす。
てか、まだ書くこと決めてないんで、いつもの通り、指が動くままの記事になるでしょう笑