お久しぶりの9月入学論に絡んだ記事ーwithコロナのコンビニバイト事情からー
どうも、守山小幡教室です。
今回の記事は9月入学についての記事です。
(塾業界の未来像については今しばらくお待ちを)
なんで、突拍子もなく9月入学の記事かというと、プレジデントで読んだ記事にインスパイアされたからです。
というか、以前9月入学の記事で書いたことがまんま起きていて良い事例になるな、と思いとりあげる次第です。
プレジデントの記事はこちら
う~ん、中々刺激的なタイトルですね笑
読んで頂ければ内容はお分かりになると思いますが、ざっくりまとめます。
外国人
・最低賃金でも文句を言わない
・真面目に働く
・外国語がしゃべれる
・日本語も日本人バイトよりもマシ
・1週間28時間以内という勤務制限がある(留学生)
・長期休暇中に学校が認めるなら1日8時間以内かつ週40時間以内の労働が可能
・”特定技能”に指定されれば、”技能実習制度”の名の下、使い倒すことができる
日本人
・文句ばっか
・怠け者が多い
・口も満足に聞けない
・コロナでバイト募集の問い合わせが急増
・パートではなく、フルタイム並み勤務を希望
本当にざっくりで、記事の言葉をほぼそのまま使っていますので、かなり辛辣な言葉遣いになってます。
(私が言っているんではないですよ!!!笑)
・・・う~ん、やっぱりというか、当然というか、こういう事態になっちゃってますよね。
このことは、過去の9月入学デメリットの後編で書いたことです。
kobetushidou-obata-naeshiro.hatenablog.com
この記事がノンフィクションなのかは怪しいところと感じるのですが、リンク先の記事のコメント欄を見て頂ければ、こういったことが雇う側に”あるある”として共有されていることが分かります。
正直、私自身の客としての経験でも、日本人スタッフの方が口をきいてくれない、という事は少なくないです。
こちらとしてはお願いしたことが伝わっているのか伝わっていないのか、やきもきするんですよね。
すごく手際はいいんですがね・・・。
・・・そこまで求めんな、おっさん!!って言われてしまいそうですね苦笑
ですが、この記事の経営者の方が言われることには、納得せざるを得なかったですね。
経済合理性からいったら、日本人を優先して雇う理由がないですね。
しかし、一方で記事のライターさんが指摘するように、日本人の雇用が犠牲になっている、という見方もある訳です。
それは、私が過去の記事で訴えていたことでもあります。
当時も書きましたが、これは、まんま英がEU離脱を国民投票で決定した理由の一つであり、日本にとっても対岸の火事ではない訳です。
そして、9月入学が導入されれば、日本への留学がし易くなり、(お金の匂いを嗅ぎつけたブローカーまがいの学校法人が立ち上がり、認可のために変なお金が動き)、前述のような現象が加速度的に拡がるでしょう。
経済合理性を求める記事のような経営者は責めることはおかしいと思うんですよね。
ミクロで考えれば、それがベターな訳です。
ですが、政治に携わる人間にはマクロな視点で物事を考えて欲しいんですよね。
まぁ、9月入学の狙いの一部はこれだ、ってことなんですがね。
全部私の妄想なんで、勝手な事をぬかしてるといえばそうなんですが、現象として起きてることでもある訳ですね。
ひねくれ者の私は基本的には表立って議論されていることは、物事の本質でないことが多いと思っています。
ただ、物事を素直に受け取っていられないことも、また事実だと思います。
・・・面倒くさい世の中ですね。
もう一点。
記事のように、外国人労働者と雇用を奪い合う機会というのは、不可逆的に増えていくと思います。
記事や記事のコメントにある通り、基礎的なスキルの重要さというのをしっかり認識すべきですね。
「口もろくにきけない」と言わせてしまうのは、なんとか回避せねばなりません。