塾屋のブログ

名古屋市のとある個別指導塾、の雇われ教室長のブログ。教室の様子、指導内容、勉強法、業界についてなどの雑感を綴っていきます。

新卒の就活に関してものすごい共感できる記事があったので紹介

どうも。守山小幡教室です。

 

本日のネタは、他記事の紹介です。

ネタ元はこちら。

採用面接で腹が立って「志望動機なんかありません」と答えたときの話。 | Books&Apps

 

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「志望動機なんて、ねーよ」

この発言は、めっちゃ分かります。

私も結構そんな感じでしたし、「そう言われても・・・」っていう新卒学生の方、多いと思うんですよね。

 

ちなみに、私は就活、大失敗しています。

なんか、お互い、上辺の会話をしながら、隠された意図を読み取って、正解・不正解の選択肢を正しく踏んでいったら採用!!みたいな雰囲気が嫌いで、「なんかしらけるな~」みたいな感情が邪魔をして正解のルートを考える意欲があまり湧いてこず、割と自然体で臨んで撃沈くらってました。

 

いや、会社側の論理を情報収集して読み解いていくとか、意欲を測る、っていうのは一つの方法論として分からなくはないんだけど・・・。

 

なんか、上から目線で、萎えるんですよね笑

 

いくつか記憶に残る面接があります。

最初は、某メガバンクでしたね。

5回ぐらい面接があったのかな~。最終面接で落ちました。

うち来るの、来ないの、と迫られて、”そんなの4月に決められねーよ”と思い、はっきりしない事を言ってたら落とされましたね。

いやね、内定を出すなら、まがりなりにも辞退の可能性が低い母集団を形成したいという思いは分かるんですが、企業も学生を選別している以上、企業も選ばれる立場であるのは間違いないはずで。

そこまで学生側に斟酌を求めるのはどうかと思うんですよね。

だって、企業側は学生の都合なんてお構いなしなのに、自分だけ都合を押し付けるのは罷り通らないと思うんですよね。

 

とはいえ人間万事塞翁が馬。現状、あまり良い状況とは言えない業界ですからね。

まぁ、転職先も豊富にあるんでしょうが。

 

他には、今でも担当者の苗字と出身大学まで思い出せる某大手広告代理店さんですね。

正式な採用活動前だったので、面接って形態ではないんですが、セミナーみたいなのがあって、そこでGWをやったんですね。

後日、人事からうちの社員と個別に話をしてみないか、と言われて会社にいったんですね。

 

・・・”かまわんよ?”的な心持ちです(笑)

 

受け付けの女性がきれいで、ID式の入り口に「ほえ~」となったのを今でも覚えています。

 

んで、席について待ってたら、営業部長が来ました。

 

「なに?人事に言われてきたんだけど。時間もったいないんだけど」

 

的な感じで、ひたすら人事の悪口と個人口撃を受けました。

 

・・・おまえらはなにがしたいんじゃ???

 

それが率直な感想。

それ以来、私は〇通さんが、

だいっっっっっっっっっっっっキライです♡

当然、採用試験のエントリーなんかするはずもなく。

 

そして、記事の内容につながる話なんですが、採用試験で極度に上がってしまう話ですね。

実は、私も経験あります。

あれは、中堅自動車サプライヤーの最終面接でしたね。

GD、人事面接、部長級面接までは無双。

肩慣らし程度に受けた会社のつもりでした。

(まぁ、学生からしたらこんなもんですよ。企業側からしたらけしからん、てなもんかもしれませんが、学生側も練習台は欲しいもんです)

 

それなのに、役員面接で、一気に縮み上がってしまいました。

入室するやいなや、役員会議室に、全役員がいかめしい面でずらっと、十数人並んでいる訳です。

学生側もベルトコンベア宜しく、一列に並んで入室していきます。

なに聞かれたかも覚えてないですが、一人数秒の一答ぐらいのものだったと思います。

普通に話せば合格でしょう。

 

そこで、私、頭真っ白になって、めちゃめちゃどもりました。

・・・見事に落ちましたね笑

平常心を失いやすい状況を作って、そこに屈した故に、不合格、という趣旨ですね。

つまり、未知の状況で敵対的な態度を取られた際に、平常心を保っていられることが、この会社が重視するコアコンピタンス、ということになります。

 

・・・産業スパイにでも育てたかったのか???笑

 

いや、営業なら、とか言われるかもしれませんが、営業ならそんな事態になっていたらほぼ積みですよ笑 

そうならないように手を打つのが求めるべき能力だと思うんですがね。

 

そんなこんなの経験と照らし合わせつつ、執筆者の方の対応を見て、すばらしいな、と感じました。

 

面接の形式上で、正解の対応をとれなかった。

しかし、能力的には採用基準を満たしている。

だから、この試験は突破。

 

けっこう、こういった対応をとれる企業は少ないんじゃないでしょうか?

なぜなら、形式上要件を満たさなかったので、はい脱落~。って方が楽だもんね。

 

メガバンクのところでも書きましたが、企業側の都合だけで学生を”試験”し”合否”を下す、という傲慢な姿勢はいかがなものか。

いや、最終的には企業都合を優先するとは思うのだが、その態度だけでもなんとかならないものか・・・。

某電〇なんて、セクショナリズムのいらだちの矛先を学生に向けて憂さ晴らし、ですよ。学生側は、金と時間使って、たまったもんじゃないですよね。

 

だから、記事のこの言葉には、深い共感を抱きました。

「当社のようなつまらない会社に恩恵を与えて下さるという尊いお志をお持ち頂きまして、誠にありがとうございます」

と感謝しお礼を伝えて、求職者が自社の求める人材であるのかどうかを、試験させて頂かなくてはならない。

当たり前ではないか。

 

会社が、

「当社を志望した動機はなんですか?」

などという寝ぼけた質問をするのではなく、求職者のほうが

「私はこれだけの事ができますが、御社はどのような条件を提示できますか?」

と聞くようになる時代だ。

優秀な人材は文字通り、争奪戦になるだろう。

 

そんな時代にあっても、もし就職活動中に

「当社に入りたいと思った志望動機を聞かせて下さい」

などと質問をされるようなことがあったら、遠慮せずに笑って席を立ってしまったらいい。

そんなカルチャーが残っている会社に、将来性などあるはずがないのだから。

 

まぁ、ここまでへりくだる必要はないと思います笑

ですが、会社と社員は”対等な関係”というぐらいには意識をもっておくべきだと思います。

時代としても、ジョブ型雇用がどんどん進む時代に入ってきていると思います。

会社に所属することの意義も、どんどん希薄になっていくでしょう。

当然、雇用関係を望む声も一定数(てか大多数)残るとは思いますが、トヨタが”終身雇用、もうむりポ”っていっていたように、会社側がそれを許さないでしょうね。

かといって、会社側も自分の都合だけを押し付ける時代でもない訳です。

 

色々と、価値観を改めていく必要が出てきていると思います。