【2024年のタブレット支給の試金石?】名古屋経済大学市邨中学さんの記事を紹介
塾向けの説明会や、実際に市邨さんに通う生徒さんを見て気になっていた件です。
2年前の説明会では、”なんとかiPadを使おう”という印象でした。
しかし、実際に市邨さんに通う生徒さんを見ていると、塾にも常にiPadを持ってきており、横に置きながら塾の授業も受けているんですね。
その様は、既にiPadが勉強の必須道具と化しているな、と。
実際に何をやっているのか
まず、基本は連絡事項は全てiPadに配信されるようです。
代表的なものはテスト範囲表ですね。
また、授業の補習用のプリント類やテスト前の課題プリントなども配信されているようです。
イメージは会社で使うGWですかね。サイボウズのような。
私は新入社員で入ったときからGWがある世代ですが、これがなかったらかなり不便だろうな、と思います。
(実際に、今の会社はGWがないため、当初はかなり困惑しました。こんなに手帳を使うようになったのは、この会社に入ってからです苦笑)
記事にあるように、授業でも積極的に活用されているようで、映像コンテンツや次の授業の予習用コンテンツなどもあるようです。
ここからは記事ではじめて知ったことですが、生徒自身が映像コンテンツを作り出して、「イイネ!」やコメント等のコミュニケーション機能で評価をし合う環境があるとのこと。
ITスキルを養う環境
いや、なかなかすごいですね。
ITスキルの醸成という意味では、とても良い環境なのでは、と思います。
なにが良いって、やはり学校というクローズドな空間だからこそ、ネット上のそれぞれの顔が見えるのが良いと思うのです。
顔の知っている人間が、何かコンテンツを出していれば気になりますし、コメントを付けたくなると思うんですよね。それは、コンテンツを出す方のモチベーションにもなると思いますし。
学習への活用という意味でも、一定程度効果はあると思うんですが、個人的には上記の効果がすごい良いなと、思います。
自分がそうなんですが、いざWebサイトをつくったり、ブログを書いたりし始めた中で、まぁ、ITスキルのなさを実感しています。
なんでもかんでも外注って時代でもないと思うんですよね。
最低限、社会人として必要なITスキルが上がっていると感じます。
進研模試の偏差値比較も出ていますが、縦軸の数値が不明なので、どの程度差があるのかが分からず、こちらはなんとも言えませんね。
ただ、生徒が自ら調べ事をして、物事を進めるという経験は増えているのではと想像できます。そういう”主体性”が成績に反映しているのかもしれません。
(まぁ、あくまで想像の域を出ませんが)
2024年のタブレット支給
市邨中学さんの取り組みは、2024年のタブレット支給に向けて、一つのサンプルとして色々と参考になるのではないでしょうか。
学校の先生のITスキルも大きく関わってくると思いますが、意外と学習の質が様変わりする可能性もあります。
個人的には、自ら調べ、学ぶという能力の養成を重視して欲しいですね。
もしかして、大人顔負けのITスキルを発揮するようになるかもしれません。
プログラミングの必修化よりも、このような取り組みの方が、ITスキルの養成には資すると思いますね。
以上、雑感でした。