塾屋のブログ

名古屋市のとある個別指導塾、の雇われ教室長のブログ。教室の様子、指導内容、勉強法、業界についてなどの雑感を綴っていきます。

【塾要らずの生徒】なぜ入塾希望か?【県内模試NO1、学年NO1】

本日面談した生徒さんです。

 

もともと、1年生の頭の時期に体験授業をした生徒さんです。

 

力試しに受けた県内模試でもNO1をとり、「塾に来る必要がないです」という私の独断で、年1回の模試での力試しと教材の提供を行っていた生徒さんです笑

 

今年も、新年度の模試の連絡をしたのですが、

 

「入塾したい」

 

との話を受けて、面談を行いました。

 

学年NO1の不安

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面談で、2学期末の順位を尋ねたところ、「学年1位」とのこと。

・・・順調にモノが違うようです苦笑

 

内申点は「43」。副教科に5じゃないものが2つあるとのこと。

・・・塾いらないよね?それ。

 

さて、どうしたものか。

 

話を聞く限り、「そんなにガツガツやっている訳でもないのに、今の成績が取れているのが不安。独学だといつか壁がくるんじゃないか」とのことでした。

 

ふ~む。どうしたものか。

 

成績的には塾なんか来る必要ない。自分で考えながら勉強するのが一番力になる。

 

でも、この子の場合”そんなにガツガツやっている訳でもないのに、今の成績が取れている”というのが不安要素。

 

なんとなくで出来てしまっているのが怖い。

それだけ、能力が高いのだろうけど、早目に壁を与えてあげないと、壁を乗り越える能力が身に着かない。

 

やはり、大学受験は高校受験とはハードルの高さが全く違う。

トップクラスの成績でも、高校で落ちこぼれてしまう生徒さんも少なくない。

 

学校では壁になれない以上、なにがしか超えるべきハードルを与えてあげる必要があります。

 

ということで、ミニマムの週1回のコースで4月からスタートすることになりました。

 

出来過ぎてしまっても、やはり不安は出てくるものなのですね。

世の生徒さんからすればうらやましいお話しだとは思うのですが、出来る子は出来る子なりの不安があります。

 

こういう時は大学受験までフォローしている塾という強みを感じますね。

しっかり”壁”を示してあげて、乗り越える訓練をさせてあげたいですね。