塾屋のブログ

名古屋市のとある個別指導塾、の雇われ教室長のブログ。教室の様子、指導内容、勉強法、業界についてなどの雑感を綴っていきます。

“結果評価”も大事だが“プロセス評価”もうれしい

どうも。守山小幡教室です。

いつもの通り、サムネはほとんど、記事の内容と関係ありませんので悪しからず。

 

本日は、当教室で中間テストに続いて、中1,2生を対象に実施中の“テスト対策体感パッケージ”のお話しです。

 

こちら、内容はまんまとなっておりまして、当教室のテスト対策をお試しできる企画となっております。

 

詳しい内容は省きますが、チラシの反響率も中々で、0.03%ぐらいです。

1万部撒いて、3人ぐらい、という計算ですね。

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と思われるかもしれませんが、業界的には、これでもそこそこの数値、だと思います。

 

もう一点、特徴としては、“テスト結果が出るのを待たずに、ご入塾の申込を頂くことが多い”という点です。

 

「良い取り組みができた」「本人が今までにみたことないやる気を見せている」といった、うれしいお言葉を頂いております。

 

こういった、過程=プロセスで、ご評価を頂けるということは、個人的にはとてもうれしいことです。

 

この業界は、合格実績や成績保証制度に代表される成績向上を全面に出して、アピールをしてきた、という傾向が強いです。合格実績は、水増し問題、成績保証は“カラクリ”が明らかになるなど、あまり保護者の方にとって好ましくない方向性に進んできたと思っています。そして、一方で、指導実態はけっこうブラックボックスだったりします。

Youtubeとかで検索して頂けると、まぁ、色んな方が、それぞれの立場で、集団はどうだ、個別はどうだ、自立学習はどうだ、といった発言をされており、それぞれ、一面の真理をついた内容となっていると思います。(それは一概には言えないんじゃない?とかも、当然ありますけどね)

 

人事評価でも、結果評価でなくプロセス評価が標準ですよね?

それは、プロセスなくして結果は出ない、という当たり前の考えから来ており、結果が出たとしても、プロセスが伴っていなかったら、それはそもそもそれだけの力があったとか、まぐれ当たりのため“再現性”がない、という考えによるものだと思います。

 

ですが、塾のサービスになると、なかなか、このプロセスが外からは見えてこない。

 

私自身の考えは、“〇点以下の子なら、必ず△点の点数を上げることを保証致します!!”とは言えないです。

なぜなら、科目によっても違うし、現状の点数に留まっている原因がそれぞれ違うからです。会って、授業をしてもいない生徒さんに対して、それは言えません。

 

単に量の問題なのか、やり方の問題なのか、性格の問題なのか、学習をかけていく対象物のチョイスが問題なのか、理解・考え方において壁となっている部分が存在するのか・・・。

個人個人で違います。そして、複合している場合がほとんどで、1ヶ月やそこらで、全てを取っ払うのは無理です(言い切りました!!)

 

いや、テスト前2週間に入塾して、5科で70~80点UPとか、普通にあります。

でも、それは、量であったり、対象物のチョイスだったり、割と直ぐに修正が効く問題が改善された事による点数UPです。

性格や理解の壁、やり方の問題などは、もっと、もっと、時間がかかります。

すごく、センシティブな話です。

だいたい、ガチンコぶつかり合いになります苦笑

 

まぁ、部下が、かる~いお小言で、どんどん成長していくなんて、ないですよね???笑

 

ちょっと話が脱線してしまいましたが、結局、お手軽で簡単な手法なんて、ないと思うんです。でも、なかなか、この格闘の部分は、サービスとして“格闘します!”といったところで“なんじゃそりゃ?”になる訳ですね。

前回の記事で報告書の事も触れましたが、そういった視点も意識して報告書には書き込んでいます。ですが、それでもなかなかお伝えするのは難しい部分であります。

 

だったら、保護者の方は何を頼りに塾選びをすればよいのか?という話になると思います。

私としては“提供サービスの詳細な記述”という事が、一つの方向性だと思っています。

 

報告書の記事は実はこの前フリです笑

kobetushidou-obata-naeshiro.hatenablog.com

 

先述しているように、どうしても伝えきれない部分は、あります。

そこは“格闘”の部分だけでなく、“授業内容やその他の時間の指導内容”についても同様です。

そこをなにがなんでも知って頂こう、とは考えていません。

ですが、お伝えできるところは、伝える努力をしていくことに一つの方向性を見出しています。

 

当教室は“結果”でなく“過程にコミットします!!”

 

これ、実は一時期キャッチフレーズとして考えていたフレーズです。

(パクリじゃねーか!

いいえ、オマージュです。

いいえ、こだまです。)

 

そういう気持ちを従来から持っており、それは、異業種から来た野郎の、業界に対するささやかな抵抗でもありました。

 

ですので、この“テスト対策体感パック”のチラシは、基本、提供メニューと数値(〇日間、△時間、□円)の記述をメインにしています。

 

上記の流れがあったため、反響率と“テスト結果を待たずに、ご入塾の判断をして頂ける”という現象は、とても私にとって励まされることなのです。

 

方向性に対する手応え、といいましょうか、“これで、いいはずだ!”と進んでいても、やはりどこかで“大丈夫かな”という気持ちは常にもっていますのでね。

 

もっと、もっと、教室を進化させていきたく、次の手も構想済みです。

ただ、諸般の事情で、来年は中々に大変になりそうです。

ですが、めげずに、なんとか構想を形にしていきたいな、と思っております。

 

それでは、次の記事で。

意外とまた近い内に更新するかもしれません。