塾屋のブログ

名古屋市のとある個別指導塾、の雇われ教室長のブログ。教室の様子、指導内容、勉強法、業界についてなどの雑感を綴っていきます。

【一貫した政権の姿勢】国民との対立を選ぶ【どこまで貫けるか?】

 

まずは、愛知県も「緊急事態宣言」の対象になることが決定(みたいなもん)しましたね。

ごたごたもありましたが、結果的には茶番に終わりましたね。

(単に、国政や知事のメンツの話だったのでしょうか?)

 

これで、愛知県知事は小池都知事のようなイニシアティブをとって立ち回ることはできないでしょう。

 

そういう意味では、国の方針がそのまま愛知、名古屋に関しては適用されることとなると思います。

(ただ、東京都や御殿場市のように、自治体の独自裁量で補償金を出す動きもみられてきており、規模は小さいながらも、財政出動が行われる可能性もあります)

 

で、「緊急事態宣言」が発出され、その内容と財政出動の内容も明らかになってきましたね。

今回の記事はそこへの所感です。

 

 

108兆円の財政出動の内実

 

これはすでにメディアで取り上げられまくっているので、その”真水”部分に対して疑問符が出されているのは、みなさんご存知のこと。

 

その他の部分は、基本的には”コロナ終息後”への財政出動です。

旅行や観光、イベント業などを対象にした消費喚起キャンペーンですね。

みなさん聞き慣れた、”安倍節”的な”強い”けど”具体性のない”言葉が並んでいます。

 

他にもこんな内容が今日出ていましたね。

”有事の際の世界の低所得者支援のための、IMFへの拠出金が含まれる”

これはさすがにビビりましたね苦笑

 

”コロナ終息後”の”経済のV字回復”へ青写真を描いておくことはめちゃめちゃ大事です。

当然、行政として外してはならないポイントです。

そこは、いかにアホっぽいことが書かれていたとしても、”姿勢”は評価できるのではないでしょうか。・・・ネーミングも大事ですもんね♡

(てか、今回の”コロナ”でも、ちゃんと全体像をシュミレーションしてればもう少しマシな対応できたんでは?)

 

不安なポイントは、”コロナ終息後”の日本が”死屍累々”になってないかですね~。

 

「緊急事態宣言」の内実

 

こちらは出て見てびっくりですね。

私権を制限できない、というのは前々から言われていたことでした。

ただ、各自治体の長に特例権限が与えられ、機動的に様々な“要請”や“指示”を行うことが出来る、と思っていました。

ええ。そんな時期が、私にもありました。

 

・・・全然違いますね。

 

まず国の対処方針があり、それに基づいた自治体方針を作成し、国に確認して、GOをもらって始めて行動フェーズに移せるんですね!

 

小池知事がかなりやりあってますけど、11日の発表では、理髪店・美容院、ホームセンター、そして居酒屋・バーまで休業要請の対象外!!の見通し、というではありませんか。

 

政府としては、“休業要請”は2週間様子を見てとのこと。

 

つまり、政府の意図はこんな感じなのではないでしょうか。

 

  1. まずは営業“自粛”を仕向ける
  2. 2週間を目途に、“自粛”の効果を測定する
  3. 効果がありそうであれば、そのまま“自粛”を求める
  4. 効果がいまいちであれば、多少の“休業補償”を追加して、更に様子見

 

なるほど。

これであれだけ「緊急事態宣言」の発出を嫌がっていた理由が分かりましたね。

 

  1. 緊急事態宣言
  2. 休業の検討
  3. 休業補償が議論の的に!

 

ってことを嫌っていたんですね。

個人的にはてっきり、休業補償の件で二の足踏んでいたが、緊急事態宣言を出す=補償を出す腹を決めた、と思っていました。

 

いや~、斜め上を越えてきました苦笑

 

おそらく、この間に、様々な抗議が爆発しますし、倒産、派遣切り、失業、自殺といったニュースも多くなってくるでしょう。

 

こうなってくると、国民VS政府の対立構造ですね。

中々政府もどえらいポジションを選択したもんです。

 

今回の政府の対応はとてもクリアで、“一定以上、金を出す気はない!”との明確なメッセージですね。分かり易いです。

 

実はこの姿勢は一貫しているんですよね。

インバウンド、習近平、オリンピックですね。

経済を最優先して、ぎりぎりまで粘り、そして何も得られないと。

 

今回はどう転ぶやら・・・。

 

国民の声に屈しますかね?それとも惨憺たる状況を目にしながら、出し渋りの姿勢を貫き通しますかね?

 

もう一つ大きな問題もありますからね。

“自粛”レベルでコロナ感染を抑え込めるのか、というやつですね。

いくら日本人が協調意識の強い民族だといっても、流石に限界はありますからね。

政府も中々究極の選択を突き付けてくれるもんです苦笑

 

中途半端な事をやると、また時期が伸びますからね~。

海外を見ると、減少の兆しが出るのは、都市封鎖で1ヶ月ぐらいって感じでしょうか?

(イタリアが1ヶ月ぐらいですよね)

“自粛”でとこまでやれるのかは分かりませんが、期間は普通に考えれば1ヶ月では収まらないでしょうね。

 

まぁ、流石に休業補償シナリオと自粛シナリオとにかかる税金や経済的ダメージは試算してるとは思うんですけどね。

 

また中途半端にズルズルいって、結果どっちの試算よりダメージでかくなっちゃった☆テヘペロってオチは勘弁願いたいもんですね。

 

 

当然ながら私は財政を預かる身でもないですし、政府の判断材料が見えている訳ではないので、一面から切り取った印象になってはしまいます。

 

ですが、休業をすべきと目される業種で働いている身としては、明らかに喧嘩を売られていると感じますね。

 

政府は敵です笑

 

いや~、もう年金とか老後とかは自分で備えるしかないと思ってますけど、こういう有事の際ぐらいはね~。

 

どこまで政府がこの姿勢を貫き通すのか、興味深く見ていきたいと思います。

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※サムネ画像を探そうと、あるキーワードで検索したら、めちゃめちゃ過激な画像ばっか出てきたので、飯テロしときます笑

(春日井の麺者すぐれさん。見た目までハイクオリティなこのラーメン。味がハイクオリティじゃないはずもなく。)