塾屋のブログ

名古屋市のとある個別指導塾、の雇われ教室長のブログ。教室の様子、指導内容、勉強法、業界についてなどの雑感を綴っていきます。

【学習で鍛えるヒューマンスキル】“勉強”は知識の増加と思考力の訓練だけじゃない【メンタル】

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メンタルお化け KEISUKE HONDA

今日は学習からメンタルの話につなげていきます。

 

みなさん、KEISUKE HONDAは好きですか?

私は、大好きです!!

 

いつか、KEISUKE HONDAについては記事にしたいですが、今日はとりあえず、メンタルお化け代表として導入でのご登場です。

誤解を恐れずに言えば、私は生徒を、このメンタルモンスターに近づけたい!!

 

 

「君は本当に勉強がすきだなぁー」

 

これを私に言われる子は、相当効率の悪い勉強をやっています。

 

そのカラクリはこんな感じ。

 

  1. 親や塾により目標設定が行われる。(話しあって決めた/本人がいったという際でも、“言わされた”感を持っており、コミットしきれていない。)
  2. しゃーなしに体裁を整える程度にやる。(達成時と非達成時に飴と鞭が設定されることも多い。)
  3. そうすると、目的が「問題を解くこと」「ワークを埋めること」「〇時間“勉強”をやること」に、知らず知らずになってしまい、手段と目的が入れ替わってしまう。
  4. 結果、設定したプロセスが目標に対して効果を発揮せず、更なる追加タスクの設定が必要になる。

 

このプロセスが回っている生徒は、自分を敢えて勉強をたくさんやらなければいけない状況にもっていっている、という意味で「君は本当に勉強が好きだなー(棒)」という私からの生温かいコメントが送られます。

 

目的と手段の分離、重み付けの手法が未発達なんですね。

そこいくと、KEISUKE HONDA。

この人、絶対目的ぶれませんよね?笑

 

社会人のベース能力(※超私見

 

この技術の有無でですね、大人になっても、如実に違いが出ると思うんですよね。

 

仕事をフラれた時の反応って、大別すると2種類だと思うんです。

  1. 仕事の「目的」から聞く人
  2. 仕事の「やり方」から聞く人 

どっちがいいってのは、マネジメントタイプに依ると思うんですが、個人的には圧倒的に1が好きです。

マイクロマネジメント型の人だと2になるのかな?

 

なぜ1がいいって、最終的な成果にブレが少ないからです。

私的には、極論を言えば、コンプラに違反しなければ、成果が出ればやり方はなんでもいいんです。

むしろマネジメント工数が減るので、大歓迎。

自分で考えて、自分で進めて♡それが君の成長に繋がるから☆って思います。

逆に、何から何まで教えろや!ってなると、なんか、げんなりしちゃう。

 

そんなほったらかしでいいのか、という意見もあると思いますが、最終目標を握っていればそこから大きく逸脱する行為はしないですし、迷ったら判断仰ぎに来ますから。(というかそこは釘を刺しておきますけどね)

 

マイクロマネジメント型の人は2のタイプを好むかもしれませんが、それは自分のやり方に強いこだわりをもっていて、そのやり方=成果の出るやり方、と認識しているので、同じやり方を辿らせようと管理したいからですね。

・・・私的に部下についたら一番苦手なタイプです。窮屈で。このタイプだと私は力を発揮できません。ご自分のクローンをつくったらどうでしょうか?と言いたくなります笑

 

少し脱線しましたけど、マイクロマネジメント型であっても、結局成果物のイメージをしっかり共有しておかないと、上司の指示の意図が見えないので、結局“上の景色”は見えないですよね。その人の成長という意味でも、やっぱり目的意識を最重要視して欲しいと思います。

 

話を生徒に戻します

 

で、話は生徒に戻りますが、この“目的意識”が育ってないと、社会に出て、ひじょーにきびしー!ってなりがちだってことです。

 

というか、社会構造的に、就職するまでにここで1回選別されちゃうんですよね。

 

時間は誰しも平等。1日24Hです。その中で結果を出すやつが、上位大学に行く訳ですね。そして、そこから学歴のフィルターがかかる、ということです。

今は分からないですが、私の就活の頃は、確実に存在しましたからね。

 

当然、どれだけ勉強に時間を投資したか、というのは変数としてあるのですが、その変域も当然存在する訳で、y=axの比例式で言えば、比例定数のaがyの値に対しては最重要ですよね。

 

ですので、私はこの「目的意識」を常に持って学習にあたりなさい、と事ある毎に言います。

当然、生徒の場合、まだ訓練途上にあるので、下記についてはこちらが提示します。

 

・何を

・いつまでに

・どうやって

 

ただ、このように縛りを入れても、冒頭のサイクルに陥っている生徒さんだと、効果は薄いですね。

 

“こなす”ってのは、その時は楽なんですが、結局目標達成していないので、また同じことを繰り返さなきゃなんですよね。

生徒も分かっているとは思うんですが、ついつい目の前の困難に屈して、楽な方をとってしまうんですね。

・・・中長期的に見れば、そっちの方がしんどいんですけどね。

 

なんとか形ある指導に落とし込みたい

だから、心の強さ、っていうのはすごく大事だと思っています。

ここを鍛えるカリキュラムを練っているんですが、まだ形になっていません。

 

一度頭の中を整理する意味でも、記事にしてみましたが、まだ方法論は全然組みあがってないですね 笑

 

企業のマネジメント制度とか、メンタルトレーナーが現場で使っているノウハウとか、参考になりそうだなーと思っているのですが、勉強不足ですね。

KEYENCEは小走りでトイレに行くというルールらしいですね。さすが平均年収2000万越え企業。恐ろしい苦笑)

 

ネットの孤島にあるこのブログを見付け、天の啓示を与えてくれる神を待ちつつ、中長期で取り組んでいきたい課題ですね。

 

 

さて、スーバーの半額セールです。では笑